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ヤングギター(Young Guitar)、2020年3月号について

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今回もザっと読んだ感想を書こうと思いますが、 ↓ 今月号の特集は「 YG R40+ ガンガンにギターを弾きまくりたいミドル世代ギタリストのための特別企画 」と銘打ったもので、それに合わせてか、いつも表紙の左上の端に小さく書かれている↓ Magazine for Young Guitar players ↑ってフレーズが、今月号では↓ Magazine for All Guitar players ↑に変わってるんですけど、これらを目にした皆さん、特に長年の愛読者の皆さんは↓ 「いや、それ、今月号に限った話じゃなく、それこそ何年(何十年)も前からの話じゃねぇ?」 と心の中でツッコんだと思うんですよねぇ・・・。 もっと言えば、より正確には「Magazine for All Guitar players」よりも↓ 「Magazine for Middle Age Guitar players」 ↑もしくは↓ 「Magazine for Old Age Guitar players」 ↑の方が(以下略) ・・・で、今回もYoutubeに誌面連動動画として、たとえば   ジョージ・リンチや 横関 敦さん、 Anchangさん、 五十嵐☆sun-go☆美貴さん、 Kelly SIMONZさん、 ROLLYさん、 島 紀史さんらが同じオケでそれぞれ即興したものを繋げた動画があるんですけど ↓ ↑の皆さんお一人お一人のフレーズの一部分を採譜したものがヤンギ本誌に載ってるんですが、皆さんの演奏がおそらく一発録り又はそれに近い形で収録されたせいだと思うんですけど実際の演奏と譜面とが結構違ってるんですよね(←参加されてる皆さんは基本的にカチッと弾くタイプじゃないですし)。 だもんですから、細かいトコが気になるタイプの方は「ん~?」となるかもしれません。 最後に、ケリーさんがインタビューの中で「 次世代のギタリストの中で、最近ケリーさんが刺激を受けたという人はいますか? 」って問いに対する返答で↓ 「(前略) それと僕の大阪での教え子であり、親菜瓜男として有名になった西尾和矢君も活躍していますね (後略)」 ↑と仰ってたんですけど、それを読んで私は 「あぁ、ナルホド・・・」 ...

初めてタッピング奏法(ライトハンド奏法)を練習する時のお話

昔は特殊奏法の代名詞的存在だったタッピング奏法・ライトハンド奏法も今ではかなり一般的な奏法として認知され(ているはずで)、ギターを初めてから比較的早い段階で練習を開始する人も少なくないと思います。 そこで「初めてタッピングを練習しよう」と言う人向けの記事を書こうと思った訳ですが、タッピング奏法の動作の解説や”タッピング初心者用練習フレーズ”などはネットに色々と転がっているのでソチラを参照して頂くとして、今回取り上げるのは↓ 「タッピング未経験者ならびに初心者が練習する際の音作り」 についてです。 と言うのも、ネット上には「歪んだ音でやるべき」派と「タッピングの練習はクリーントーンでやるべき」派の両方の意見が存在しており、未経験者・初心者の皆さんからすれば↓ 「結局、どっちでやれば良いの?」 ↑となりかねないからですが、結論から言いますと↓ 歪ませて練習した方が良い ↑ となります。 その理由についてコレからお話ししますが、 まず、クリーントーン派の皆さんがクリーントーンを推す理由として↓ 「タッピングなんか歪んだ音なら誰だって出来るが、クリーントーンではちゃんと弾かないと音が出ない。しかし、だからこそ練習になるのだ」 ↑みたいなのが多いですが(←私調べ)、そこで言われる↓ タッピングなんか歪んだ音なら誰だって出来る ↑ の部分こそ、私が歪んだ音でタッピングを練習する事を勧める理由なんです。 そもそも、ギターに限らず楽器の習得、もっと言えばスポーツでも何でもそうですが、物事の習得は基本的に↓ 「簡単なモノを出来るようになってから徐々に難しいモノへ進んでいく」 つまり、漸進的に進める(=段階を踏みながら物事を進めていく)のが常道です。 ピアノで言えば、最初はバイエルやスケール練習などの簡単な課題からはじめて徐々に難しい課題にチャレンジしていきますし、 スポーツで言えば、いきなり42.195Kmのフルマラソンを完走する(完走できる)人は極めて少数派で、通常の場合、走る事が可能な短い距離から徐々に距離を伸ばしていくのが普通ですよね。 それ等の事をタッピングに置き換えれば、最初は歪ませた状態、もっと言えば「弦に触れば音が出る」くらいまで歪ませて練習を開始して、徐々に歪みを少なくしつつも出てくる音はシッカリとした音が出せるよ...

Van Halen - Right Nowのイントロフレーズでタッピング練習!

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って動画を上げてみました↓。お暇なら見てみてクダサイ

ヤングギター(Young Guitar)、2020年1月号について

今月、つまり2020年1月号のヤングギターの表紙は人間椅子の皆さんで、内容的にもかなり紙面を割いて人間椅子の特集をしていました。 ヤンギを「ヘヴィメタル系のテクニカルギタリスト専門誌」的な感じに思っている人は相当に多いと思うんですが、それはそう思う人の勝手だ ←で終わる話なのかもしれませんけど、個人的には「う~ん」と言う感じがアタマから離れないってのが正直なところです。 ただ、2018年の1月号に比べればまだマシですかね・・・。 まぁ、イヤなら買わなきゃ良いだけの話かもしれませんが、ナンだカンだ言って結局は購入して微力ながら売り上げに貢献しましたけど、ヤンギはもしベビメタのようなキラーコンテンツ(?)が無くなったら、それこそ TOKIOや関ジャニなどの特集を組むしかないっすカネ?

Charさん「Smoky」のオリジナルver.の気になる点について

以前にCharさんのSmokyの冒頭のキメに関する記事を書いたんですが、あのキメに関してもう一つ気になることがあるんで書いておきます(もちろんココでも1stに収録のオリジナルver.の演奏についての話デス)。 あのキメは曲中に何度か出て来ますけど、ベースがキメ直前にちょっとしたフレーズを弾いたあとに限ってベースのキメの弾き始めのタイミングがコトゴトク遅れるんですよね。具体的に言うと、 ■大よそ0:27辺り=イントロが終わって歌が始まる直前のキメ(←これはまぁマシ) ■大よそ1:16辺り=ギターソロ直前のキメ(←コレはかなりズレてる) ■大よそ2:04辺り=ギターソロ終わりのキメ(←コレもかなりキテます) ■大よそ2:28辺り=Charさんのカッティングソロ直前のキメ(←コレも(以下略) ■大よそ5:09辺り=曲中最後から2つ目のキメ(コr(以下略) そりゃ~「人間が演奏してるんだから打ち込みのような機械的テンポ感にならない方がむしろ自然だ」みたいなコトも言えるかも知れませんけど、いかんせんキメですからソコはシッカリと揃えて欲しいモンデス。特にCharさんやドラムのタイミングが相当タイトなだけにベースの遅れが目立っちゃう(耳立っちゃう)んで気になると思うんですけど。

Charさん「Smoky」のオリジナルver.における冒頭のキメは16分オモテ開始 or ウラ開始のドチラであるかをクリックと同期して検証してみました

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今月号(2019年10月号)のヤングギターでCharさんが特集されていて読んでみたんですが、記事中に↓ 「 ~ 当時のバンド少年の間では、この”チャッ、 チャッ、 チャッ ”というリズムが表なのか裏なのか?という、ちょっとした論争があった。正解はChar本人も公言しているように”裏”。~ 」 との記述があって、その他にも 「 さらにスタジオヴァージョンとJL&Cでプレイする時とでは、実はドラムのパターンが違う。~ 」 などと記載があったんですが、どちらにしろ、 「 キメの開始は裏 」つまり「 キメの際にコードを実音で鳴らすタイミングは全て16分の裏 」 と言う事らしいんですけど、実際に1stアルバム収録のオリジナルヴァージョンの冒頭を何度聴いてみても↓ 「表開始=キメの際にコードを実音で鳴らすタイミングは全て16分の 表 」 ↑にしか聴こえないわけです。 ソコで、言葉で「やっぱココ、オモテだわ」「いや、御本人がウラだって言ってるんだからウラに決まってるだろ」などとアレコレ言い合っても始まらんので、実際にクリックと同期させて確かめてみました↓ ↑結果は御覧の通りデス。 もしかすると「冒頭に限っては違う」のかもしれまけど、とりあえず ↓ 冒頭のキメは誰が何と言おうと”16分のオモテ開始”でしょ???? と言う訳でゴザイマス。 余談ですが、おそらく「Charさん本人はウラ開始と言ってる」って情報はかなり知られているっぽくて、「Charさん本人が言ってるんだから絶対にソウだ」とアタマから決めて掛かってコピーする人が多いように思いマスガ、実際の音源があるんですからソッチの方を重視(重聴?)する方がイイんじゃ無いカナァ~ ←と強く思う訳でアリマス ちなみに、今月号の S●UND DESIGNER にもコノ曲が取り上げられて楽譜まで載っていたんですが、Charさんの御言葉を尊重してか、ガッツリと「ウラ開始」で記譜されてました。 ホント、よく聴きましょうy(以下略) 《追記》 ソウ×2、冒頭以外のキメは全て「16分のウラ」開始デスので(最後のキメ(=5:09辺りから)だけはハーモニクスの後にチョーキングを開始するタイミング(=5:12辺り)が若干遅いですけど、コレは曲の終わりにおけるテンポダウンが影響している模...

余弦のミュートに関するお話

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と題する動画を作ってみた訳ですが                           ↓ 是非とも御覧ください なお、動画内で御紹介したアル・ディ・メオラですが、教則ビデオですらこんな処理をしてたりします               ↓ ミュート掛けてるにも関わらずこの出来ですからネェ・・・、