Young Guitar ヤングギター 2024年4月号を読んだ感想などなど

今月号の特集は、イングヴェイの「Rising Force」発表40周年記念特集ですけど↓


例によって(?)、インギーのオレ様なインタビューを始めとして奏法分析などもかなりチカラを入れてやっていたり、島紀史さんやケリー・サイモンさんやSYUさんたち日本人プロギタリスト3名がインギー本人■にマニアックな質問するコーナーもあったりしてかなりのボリュームですね。


ちなみに、その質問コーナー(?)の中で『インギーを愛するからこそ決して同じ道を歩まない』というSYUさんが↓

例えばイングウェイと全く同じようなプレイ・スタイル、機材、服装でいわゆる真似ごとをするギタリストをどう思いますか?

↑というまるで特定の返答を催促するかのような質問をしているんですが、こんな事を言うとアレかもしれませんけど、ギターフリークやマニアからすればインギーとSYUさんの違いは明確に分かるのかもしれませんけど、メタル関係の音楽に興味のないフツーの人(?)からすればその違いは殆どワカランと思うんですg(以下略)


あと、当然と言えば当然ですが収録曲のTABやスコアもかなり充実しているんですけど(←まぁこれこそがヤングギター最大のウリと言って良いですカラネ)、当該のTABやスコアに限らずインギーの曲全般の譜面を見ていつも思うのが

「特にキメ以外の部分がそうだけど、リズムにしろ何にしろインギーってこんなにキレイ&キッチリとは弾いてないんだけどなぁ~」

↑って点ですけど、前述通り「いつも」の事なんで気にしてもショーがない感じではアリマス。


それと、インギーは自身のギターサウンドについて、何やらエディ(ヴァン・ヘイレン)みたいに「昔の音は薄っぺら」みたいな事を言ってますけど、おそらく大多数のファンの人は「いや、明らかに今のサウンドの方がク●だろ」って思うと思いますが、まぁサウンドの好みは主観ですから当事者がそう言うんだからそうなんでしょうね(←当たり障りのない事を言ってしまう)。


あと気になったのが、9ページ目にある概説は誰が書いたのかは分かりませんが、バッハの音楽を「優雅な旋律」「緻密に計算された装飾法」「重厚で知的な音楽技法」などと今一つよく分からないような感じで評していたり、ベートーヴェン(1770-1827)より一回り年下でなおかつシューベルト(1797-1828)より一回り以上も年上のパガニーニ(1782-1840)を「ロマン派時代のパガニーニ」と言い切ってしまうのはチョット乱暴すぎると思うんですけど…。書き手が馴染みのない(であろう)作曲家を無理して解説しようとしなくていいと思うんですけどねぇ…。

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