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ヤングギター(Young Guitar) 2021年8月号を読んだ感想などなど

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  今月は王者豚さんであるイングウェイの新譜の発売を記念して「 ネオ・クラシカル・ギター 」の大特集をしているんですけど、正直言って、気になる所が一ヶ所や二ヶ所ではないんですよねぇ・・・。 たとえば、P.91の「ロマン派後期」の枠内にある「1950年頃~20世紀初頭」って単純な誤記(1850年~だろ ←って話)を指摘するのは単なる揚げ足取りなんでそう言うのはスルーしますが、 他に気になる部分で言えば、パガニーニの「24のカプリース(奇想曲)」より5番と24番をロック調にアレンジした目玉企画の一つですが↓ ↑のYoutubeページ内のコメント欄にも書き込んだんですけど、コード付けが明らかにオカシイんですよね。ちなみに、コメント欄に書き込んだ箇所の他にも「Point-3」の箇所、動画の秒数で言うと1:03の箇所の「Cm」は通常の場合「E♭/B♭」にすべきで、これはクラシック、特に古典派のコード進行の中では 初歩の初歩 のお話であり、これがどのくらい基礎的な事かと言えば、ブルースにたとえて言うなら「 オーソドックスなブルースを弾く時はⅠ7とⅣ7とⅤ7のコードを軸に弾いていく 」ってのと同じくらい基礎の基礎の話なんですよね(←ホントに)。 ついでに言うと、本誌に載ってるTABって 「もう少し弾きやすい運指やポジションがあるのに何でこんな風に弾く(弾かせる)の????」 と思わずにはいられないほどアクロバティックな運指やポジションが採用されてたりします。 あと他の企画でも気になる所はあって、ケリーさんの「 ハード・ギター in クラシック by Kelly SIMONZ 」って企画ですけど↓ 最初の課題曲には皆さんお馴染み(?)の「ヴィヴァルディの四季より『夏』」が取り上げられているんですけど、イントロ(←と言います)が終わって例のスケール下行が開始するところですけど、初っ端から原曲と違う音使いがされてるんですよね。 具体的に言えば、ケリーさんのアレンジでは初めに「Gドリアン」で下行するんですが、原曲は↓のように「Gメロディックマイナー」で下行していくんですよね。 実際にケリーさんが弾いてるのはドリアン(の下降)ですけど、コレって「原曲はメロディックマイナーの下行である」と承知の上でケリーさんがあえてドリアンに変更したのかドウか分かりませんが、個人的には原曲通りの音使...